1ヶ月検診
1ヶ月検診は、 赤ちゃんの成長具合をみる、とても大切な検診です。産まれて初めての最初の外出になることもあります。体重、身長、頭囲、胸囲の測定、全身のチェック、モロー反射などの原始反射のなチェックを行いますので、脱着のしやすいものを着させてあげましょう。
赤ちゃんの検診内容
●身体測定(体重、身長、頭囲、胸囲)
最も重要なポイントは赤ちゃんの体重の増加具合です。
成長の目安(平均)
- 身長 男児50~59cm 女児50~58cm
- 体重 男児3.4~6.0キロ 女児3.4~5.5キロ
- 頭囲 男児34.~39cm 女児33~38cm
新生児の理想の体重増加は一日におよそ20~30gです。体重増加の様子をみて、ミルクや母乳から十分な栄養が取れているかどうかをチェックし、これからの授乳の相談をします。 ただし、体重の増加も個人差が大きいので、あまり神経質になり過ぎないようにし、心配なことは医師に相談しましょう。
●全身のチェック
全身の状態を診察し、異常がないかを調べます。
- 頭部(大泉門、頭蓋骨の開いているところのチェック)
- 口腔内(異常やカビの有無)
- 首(しこりの有無や斜頚でないかどうかのチェック)
- 心音、目、股関節、腹部、性器、皮膚など
●原始反応のチェック
原始反応をチェックすることにより、先天性の病気の有無をチェックします。
原始反応とは、生まれたときからもっている、何らかの刺激により赤ちゃんの意思に関係なく反射的に反応する動作のことです。
●ビタミンkシロップを飲む
ビタミンKが不足すると出血しやすくなり、消化管出血や頭蓋内出血を起こすことがあります。そのため1ヶ月検診の再にビタミンkシロップを飲ませます。
その他、授乳の方法、睡眠、便やおしっこ、普段の様子などの問診があります。この時にしっかりと日常の様子を先生に伝えましょう。
母親の検診内容
1ヶ月検診は赤ちゃんのものだけでなく、出産後の母体の状態をみるための大切な検診です。
尿検査、血圧検査、血液検査、体重測定、子宮の状態の内診、悪露のチェック、おっぱいのチェックなどが行われます。この1ヶ月で気になることがあれば、この時に相談します。
もし、特に問題が無ければ、日常生活を再開してもいいといわれます。日常生活とは、入浴、夫婦生活、水仕事などです。
費用
1ヶ月検診の費用は、自治体によっても異なりますが、子供の医療は補助が出ることが多いですが、母親の検診費用は自費になりますので、少し余裕を持って、お金を持っていきましょう。
1ヶ月検診は、赤ちゃんにとっても、お母さんにとっても大切な検診です。必ず受けるようにしましょう。
関連するSNSのコメント